水道用語収録目録:ストレーナ・砂押さえ

名古屋水道修理隊

水道用語掲載一覧

ストレーナ
水道設備や配管システムで使用される重要な装置の一つであり、流体中の不純物や異物を取り除くためのフィルター装置です。主に水道管や配管システム内の水流に含まれる異物や固体を取り除き、清潔で安全な水の供給を保つ役割を果たします。

1.主な特徴と機能
a.フィルタリング機能
ストレーナは、ろ材やメッシュを利用して、流れる水中の異物や固体を取り除きます。これにより、水道システムや設備の保護と清潔な水の供給が実現されます。
b.異物の分離
ストレーナは、異物やごみ、砂、鉄錆、植物の残骸など、流れる水中に含まれる不純物を効果的に分離・捕捉します。
c.耐久性
ストレーナは、耐久性のある素材で作られており、長期間にわたり効果的なフィルタリング機能を提供します。
d.洗浄可能
一部のストレーナは洗浄可能で、フィルターの目詰まりを簡単に解消できます。これにより、フィルターの寿命を延ばすことが可能です。

2.主な利用分野
a.家庭用水道
住宅やアパート、マンションなどの家庭用水道で、蛇口やシャワー、洗濯機などに設置され、清潔な水を提供します。
b.産業用途
工場や製造業、建設現場などの産業用途で、機械設備やプロセスの安定した運転のために利用されます。
c.農業
畑や農地での灌漑システムや農業用水のフィルタリングにも利用され、農作物の生育をサポートします。

3.メンテナンスと洗浄
・ストレーナは定期的に点検や洗浄が必要です。フィルターが詰まったり汚れたりすると、効率が低下する可能性があります。
・洗浄は、フィルターを取り外して洗浄し、異物やごみを取り除くことで行われます。洗浄の頻度は使用状況や水質により異なります。

ストレーナは、水道システムにおいて重要な役割を担っており、清潔な水を供給するために欠かせない装置です。適切なメンテナンスと定期的な洗浄を行いながら、効率的なフィルタリング機能を維持することが重要です。



砂押さえ
主に道路や敷地などの土砂や砂利の移動や崩れを防止するための構造物や施設を指します。これは、土砂などの地盤を安定させるために使用される土木構造物であり、砂や砂利の流れを抑制する役割を果たします。

1.主な特徴と機能
a.安定化
砂押さえは、地盤の安定化を図るために設置されます。土砂や砂利の流れを制限し、崩れを防ぐことが目的です。
b.地盤保護
砂押さえは地盤を保護する役割を果たします。特に急斜面や崖の近くでの利用が一般的で、地盤の崩れや浸食を防ぐのに効果的です。
c.土砂の抑制
砂押さえは土砂や砂利の流れを抑制することで、道路や斜面などの安全性を高めます。これにより、道路や施設の損害を最小限に抑えることができます。

2.主な種類
a.コンクリート製の砂袋
コンクリート製の砂袋は、砂や砂利を袋状のコンクリート製容器に詰めて、土砂流出を防ぐ目的で使用されます。
b.コンクリートブロック
コンクリート製のブロックを積み重ねて砂押さえの構造を作り、土砂の移動を防ぎます。
c.ガバメント
堤防や河川などに設置されるコンクリート製の構造物で、土砂流出を防ぐ目的で用いられます。

3.用途
a.道路工事
道路工事や交通インフラの建設現場で、急斜面や土砂の流出を抑制するために砂押さえが使用されます。
b.河川やダム
河川やダムの周辺で、水流の影響による土砂流出を防ぐために砂押さえが設置されます。
c.土砂災害対策
土砂災害の発生が予想される地域では、砂押さえが設置されて、地盤の安定化や土砂流出の防止が図られます。

砂押さえは、土砂の流出や地盤の崩れを防ぐために重要な役割を果たす構造物であり、地域の安全性とインフラの保護に不可欠なものとなっています。地盤の安定化や災害防止の観点から、適切な設置やメンテナンスが求められます。