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塩水浸透地下水位が上昇し、地下水が塩分を含む海水や塩水源と混合する現象を指します。この現象は、地下水が塩分を多く含む塩水源と接触することによって発生します。以下では、塩水浸透の原因、影響、および対策について詳しく説明します。
●原因
1.地下水位の上昇
地下水位が上昇すると、地下水が海水や塩分を多く含む地下層と混合する可能性が高まります。
2.過剰な地下水の汲み上げ
地下水の過剰な汲み上げが行われると、地下水位が低下し、塩分を多く含む地下層が混入する可能性があります。
3.海水の侵入
地下水位が低くなると、近くの海岸や河口から海水が地下水に浸透し、塩水浸透を引き起こす可能性があります。
●影響
1.地下水の塩分濃度の増加
塩水浸透により、地下水の塩分濃度が上昇し、利用可能な淡水の量が減少する可能性があります。
2.地下水の利用制限
塩分濃度が高い地下水は、農業や飲料水として利用する際に制限が生じ、地域の水資源へのアクセスが制限される可能性があります。
3.生態系への影響
塩分濃度の増加は、地下水中の生態系に影響を与える可能性があり、生態系のバランスが崩れる可能性があります。
●対策
1.持続可能な地下水管理
地下水の持続可能な管理を実施し、地下水位を適切に監視し、過剰な汲み上げを防止します。
2.適切な地下水利用
地下水の利用に際しては、塩分濃度を考慮して適切な浄化処理を施したり、利用目的に応じた地下水の選択を行います。
3.塩水バリアの設置
塩水源と地下水の混合を防ぐため、適切な工法で塩水バリアを設置することが有効です。
4.塩水浸透対策の継続的モニタリング
地下水位や塩分濃度を継続的にモニタリングし、適切な対策を講じることで、塩水浸透の進行を抑制します。
塩水浸透は地下水資源への潜在的な脅威であり、持続可能な水資源管理と適切な対策が重要です。地域ごとの状況や環境に適した対策が選択され、実施されることが必要です。
水道配管における塩水浸透とわ
水道配管における塩水浸透とは、主に沿岸地域や地下水の塩分濃度が高い地域で発生しやすい現象であり、配管の劣化や破損、継手部の隙間、老朽化した管材の微細な亀裂などを通じて外部の塩分を含む水が浸透し水道水の塩化物濃度が上昇することで水質の悪化や配管の腐食を引き起こす要因となるが特に鉄管や亜鉛メッキ鋼管などの金属製配管では、塩分が腐食を促進し、サビの発生や内部の閉塞を引き起こすため流量の低下や水漏れが発生しやすい。長期的には管の完全な破損につながるリスクも高まるため、水道配管における塩水浸透の影響を最小限に抑えるためには、耐腐食性に優れたポリエチレン管やステンレス鋼管の採用、防食コーティングの施行、適切な管路の設計による地下水や海水の影響を受けにくいルートの選定が重要である。また、定期的な水質監視や管路点検を実施し塩分濃度の変化を早期に検出することで、被害を未然に防ぐことが求められる。